ケース面接(ケーススタディ)対策はやっていないと100%対応不可能
アクセンチュアの選考フローの中には、ケーススタディ(ケース面接)という選考方法が含まれています。
ケーススタディの主な内容としては、ある問題のテーマについて、短時間でかつロジカルに回答の答えを導き出すことが求められるものとなっています。
一般的には、そういったケーススタディで課される問題はフェルミ推定と呼ばれる問題がほとんどです。
つまり、このフェルミ推定の問題パターンと解法手順、要領をわかっていないことにはアクセンチュアの1次面接については、お話になりません。
それくらい、フェルミ推定の問題を初見で解くとういのは、まず不可能ということです。
ただし、要領とコツさえつかんでいれば、どんなテーマの問題を出題されても対応することはすぐにできるようになります。
では、そのためにはどうやったら出来るようになるのかという流れと具体的な習得手順について今回はお伝えします。
- ケース面接(ケーススタディ)対策はやっていないと100%対応不可能
- ケース面接対策の極意=場数を踏むこと
- 時間がない就活生にも最適・最強の1冊「過去問で鍛える地頭力」
- ダラダラした前置き一切なし!問題をやり込んで慣れいくスタイル
- 問題集を覚えるくらいにやり込もう!3周すれば嫌でも覚えてくる!
- まとめ:ケース問題攻略のためには過去問を解いて慣れるしかない
ケース面接対策の極意=場数を踏むこと
僕もアクセンチュアの選考過程の途中で、このケーススタディ面接・フェルミ推定の問題が出題されるということを知ったのですが、初見の段階から本番までの2週間の間でなんとかフェルミ推定の問題に対応できる力をつけることが出来るようになりました。
もちろん、ネットの情報で探し回って要領を掴むということも可能かもしれませんが、僕はおすすめしません。
というのも、ある程度フェルミステイの問題というものが一体何であるのか?どんな解法手順を踏めばよいのか?などの情報は調べられると思いますが、それだけでは圧倒的に場数がこなせないのです。
フェルミ推定の問題を攻略する最短ルートは、とにかくたくさんの問題に触れることです。
つまり、場数を踏むことです。
難しいことは考えなくても、とにかく場数を踏む=問題を解いて解いて解きまくる、ことが出来ればある程度のレベルには到達できます。これが対策のやり方の極意です。
僕が実際にそうでした。
解きまくるといっても、100問も200問も解く必要はないです。
最低限20問くらいの問題を解いて、問題の解放の手順をその都度理解していけば、自然と問題の要領を掴むことが出来ます。
そして、短時間でも徐々に答えを導き出せるようになります。
そのためにも、短期間でかつケーススタディ問題を攻略する手助けをしてくれるおすすめの問題集を1つ紹介しておきます。
繰り返しになりますが、ケーススタディを問題集なしで攻略しようとするやり方は禁物です。
必ずこれだと決めた一冊は問題集を手に入れて、それを基に攻略していきましょう。
時間がない就活生にも最適・最強の1冊「過去問で鍛える地頭力」
外資系コンサル会社で実際に出題されている地頭力を問う面接問題とその模範解答例を紹介する。地頭力を鍛えたいビジネスパーソン、学生におすすめの一冊。
就活中、僕の場合、そもそもケース面接の対策のために割ける時間は限られていました。
そして、結果的には、「過去問で鍛える地頭力」の一冊を集中的にやりこんだのですが、本当に正解だったと思っています。
実際に、この中の問題集でやったことと、同じパターンの問題がケース面接本番でも出題されました。※ちなみに、アクセンチュアのケース面接の問題内容は、選考の時期によって違うのではなくて、受けている面接の時間帯が違えば、その人たち同士以外、問題内容は全員違います。
では、どうしてこの一冊がよかったのかという経験談をお伝えします。
ダラダラした前置き一切なし!問題をやり込んで慣れいくスタイル
まずこの問題集には無駄な前置き、執筆にあたってのエピソード、フェルミ推定の定義や歴史などが一切書かれていません。
本を開くと、早速問題開始です。
「ケーススタディの問題の仕組みを丁寧に理解していきましょう」というスタイルではなくて、「じゃぁまず解いてみろ!」という感じで、いきなり問題分がポンと登場します。
こんな感じです。
そして、これの次のページ以降には、問題を解いていくにあたっての「思考の流れ、考える手順についてのかなり丁寧な解説」が、問題1題につき数ページにわたって続きます。
そして、解説ページが終われば、さらにまた別の過去問がポンと登場して、それを「よし!まずは解いてみろ!」という流れがつづきます。
もちろん僕も、この問題集を最初に手に取って、やり始めた時は「難っ。。てか、は???‥こんなんできるようになるんかい‥」と不安に思いつつやっていました。
例題をみて「あー無理。わからん。。。」となり、解説ページに移り「あーなるほどね~。。すごー」と解法の手順を読み込んで、一応納得します。
さらに次のページに進み、「いやいやわからんて‥。。」となり、さらに次のページの解説をよみ、「なるほどねー。おもしろいね。。」と、納得します。
この全然わからへん\(^o^)/→さっさと解答見ようの流れをだいたい5~6回は繰り返しました。
そして、7題目の問題にとりかかったあたりから、それまではずっと手も足も出ない状態で5秒くらいで次のページの解説に移っていたのが、なんとなくですが、その解法のとっつきくらいはわかるようになっていたのです。
もちろん、少し問題のとっつきがわかったところで、少しは手が動くものの、またすぐそこで手がつまりますから、次ページの解説にまたすぐに映ります。
ただ、ここまでくると、6題分の問題の解放の手順を反復している成果もあって、自然と問題を解く型みたいなものが、なんとな~くですが、感覚的にわかってきます。
そこからさらに、8題目、9題目と問題を解いて→解説を見て→納得して→問題を解いて→解説をみて‥を何度も何度も繰り返していくんです。
で、そこからようやく、15題目あたりにさしかかると、ケーススタディの要領が、いつのまにやらかなりつかめている段階に入るわけです。まだつかめているだけです。
問題集一周目から、すでにマスターしているなんてことはありえません。
そしてそこから、さらに問題の解く方法の流れを、体にしみこませていくという訓練を、この問題集一冊、合計20題分でいったんやり遂げます。
もちろん、そこまでの20題分の問題は、まったく同じパターンの問題が掲載されているわけではなくて、解放手順に細かな違いがあるものがピックアップされています。
これを、ひたすら実践形式で体にしみこませて慣れていくやり方が、この問題集のスタイルなのです。
まず言えることは、これさえあれば、間違いなくケース面接に充分対応する力はつきます。
つかないやつは、真面目に問題をやってません。もしくは考えながら問題を解いてません。
問題集を覚えるくらいにやり込もう!3周すれば嫌でも覚えてくる!
実際、この問題集のおかげで僕は2週間という期間で、ケーススタディのコツを習得できました。
だいたい1周するのに丁寧にやって、4~5日間くらいかかりました。
そこから2周目ももちろんやりました。3,4周目は、解けなかった問題を中心にやっていったという感じです。
とはいえ、問題集のボリュームからして、その気になれば1日で1周することも可能です。
1周し終わったら、そのあとも最低限2周目はしましょう。これは絶対です。
3周目以降になると、「問題の答えなんて覚えてきちゃうよ‥」と思っている学生がいるでしょうが、それでいいんです。
覚えるくらいやるのがベストです。
ケーススタディの問題の解放のコツというのは、実際に本番で出てきた問題についても、今まで過去問とかで経験してきた解法の手順の型を当てはめて考えるというのが最強の方法です。
ケースの問題を20問もやっていれば、だいたいアクセンチュアのケースで出される問題についても、「あぁ、これは問題集の15題目のときにやったものと、だいたい一緒の考え方でいけそうだな‥」とそんな感じになるはずです。
なぜなら、僕が実際にそうでした。
過去問で鍛える地頭力の中にある「水族館の問題」が、アクセンチュアの本番のケーススタディの問題に、そのままあてはめて考えることができたのです。
まとめ:ケース問題攻略のためには過去問を解いて慣れるしかない
ケーススタディの問題を要領を掴むことは恐らく早い人であれば、例題を数問解いただけで、完璧にスラスラ解けるようになってしまう人もいるのかもしれません。
ただし、ただ解けるようになったけでは、まだまだ油断は禁物です。
というのも、アクセンチュアの実際のケース面接の時間というのは、問題のテーマに対する回答時間がわずか30分ほどしかありません。
つまり、問題の答えを理解するのに30分かけるのではなく、
- 問題を理解して
- 回答を導き出して
- それを回答用紙にまとめて
- プレゼンのための準備として
- 頭の中で整理する
というこの作業をたったの30分で完了させなければならないということです。
ですので、ケーススタディの問題に対して完璧な答えを出すというより、僕の場合は、その時思いついたアイディア(問題集でやったパターンを思い出しながら)のいくつかの中で、、
- 自分の言葉で説明しやすい回答は何か?
- 面接官との議論になっても対応しやすい回答は何か?
ということに注意して、回答を作りました。
とはいっても、そこに時間をかけ過ぎていれば、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
なので、その時に思いついたアイディアの中で、自分がなんとか短時間でまとめられて、ある程度ロジカルな根拠に基づいたものであれば、なんでもいいです。とにかく手を動かしましょう。
アクセンチュアの面接官は新卒の学生などに対して、問題に対する解答のそれ自体の再現性・クオリティはほぼ求めてはいません。
ケーススタディで最優先で重要なことは、極論、何でもいいからとにかく答えを出して、それを論理的に話せればいいのです。
その内容が論理的な考えのもとで自分なりに導き出された、論理が破たんしていないものであれば、大丈夫です。
このケーススタディ面接で一番見られているところは、制限時間内にアウトプットできるかどうかの能力です。
- 「解答への道筋」
- 「思いついた回答を、論理的に組み立てたうえで、私はこう考えましたよと話せる力」
面接で見られている点はここです。
要するに、これが出来ない人が落ちて、これさえ出来れば通るのです。
これが出来ない人がどういう人かというと、正しくケーススタディの対策が出来ていなかった、もしくは単純に対策が間に合わなかったという、ただそれだけの人なのです。
以上、「過去問で鍛える地頭力」をフルに活用したケーススタディ対策についての情報でした。
アクセンチュアのケーススタディを含む一次面接を突破できれば、残すは2次面接(最終面接)のみです。最終面接の対策法・流れについてはこちらでも確認しておいてください。>>アクセンチュア・ビジネスコンサルタント職の最終面接を受けてきたので体験レビューを書き残す
ケーススタディについての具体的な解法手順をもっと知りたい人はこちら>>【例題付き】ケーススタディ攻略に必要な「7つのスキル」を徹底解説!